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・乳牛の暑熱・夏バテ防止対策について

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1.乳牛の暑熱対策について
乳牛は暑さにとても弱い!!
   今年の夏もかなりの暑さになることが予想されています。
暑い時期、牛は水を飲み呼吸を速くし、上がりかけた体温を何とか下げようと懸命になっています。
 高温・多湿の環境では、牛がいくら頑張っても体から十分に熱を逃すことができず、全身の機能が減退します。乳牛は気温が25℃以上になると乳量の減少や乳質の低下を招くことが知られています。
 更に体温が高い状態が続くと、全身の生理的機能の異常を起こして熱射病となり、重傷の場合には死亡に至ります。
暑さに対処するには?
 自然の状態下では、牛は外気温の上昇に対して、体温の上昇を防ぐために様々な防衛の反応を起こします。しかし、牛舎の中に飼われている牛は自由に行動することができません。そのため、人が牛のかわりに体温を下げる手段を取らなければなりません。暑さによる体調不良がいわゆる夏バテ状態で、秋期の不振や事故につながります。
 このような暑熱対策のポイントは次の2点です。

牛の周囲の気温を下げる。
牛が体温を下げるのを助ける。

牛の周囲の気温を下げるには?
風通しを良くする
   空気が動いて風が起きると、牛舎にこもっている熱気が逃がされます。風が良く通るように、障害物は除けましょう。
 送風機は牛舎の空気が流れるように置かれていますか?牛の周りに風が通らないような配置では無意味です。牛に風が当たると、体表面からの熱放散が良くなり、体温の上昇を防ぎます。

直射日光を遮る
   夏の強い日光は、当たる場所と空気を熱くします。
牛舎の中に射し込み、牛に直接当たる日光は、日よけを使って防ぎましょう。
 ただし、風の流れを妨げないように注意して下さい。

牛舎の屋根・周囲に水を撒く
   牛舎の屋根に水をかけると、屋根が冷やされるので、自然にその中の空気の温度も下がります。建物の周囲や壁に水を撒くと気化熱が奪われるので、周りの気温も下げられます。

牛が体温を下げるのを助けるには?
牛の身体を直接冷やす
   前述したように空気の流れを良くして、牛に風を当てることが効果的です。ダクトによる送風は直接的に牛を冷やすことができます。
 熱射病で倒れたような緊急の場合、獣医さんが来るまで流水で体を冷やし続けてやるのが最も効果的です。

夜間の放牧
   牛の体が一番熱くなるのは夕方から夜にかけての時間です。この時間帯に放牧してやると、夜の空気で自由に体を冷やせます。

良質の飼料を与える
   良質の飼料は、胃腸の負担を減らし、暑熱への抵抗力を増すためにも、ぜひとも必要なものです。暑い時期こそ、良い飼料を与えてください。それが夏バテ防止と秋期の健康をもたらします。



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