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・農機具メンテナンス〜田植機編〜
 (農業共済新聞 岩手版 2003年5月1週号掲載)
 春の訪れとともに今年も田植えのシーズンになってきました。
 今回は乗用田植機の整備・点検について、鎌田恵悦・農機具共済損害評価員(高源機械株式会社)に聞きました。

  

 田植機は農業機械の中では稼動時間が比較的短い機械ですが、使用前には注油と各装置の作動状態を確認し、使用後は必ず洗浄と注油をしてください。
▲エンジン関係
@  燃料は新しいものを使うこと(古くなった燃料はキャブレターの故障のもと)。
A  バッテリー液の量を確認し、また長期間格納する際はマイナス端子を外しておくこと。
B  エンジンオイルは年1回交換(稼働時間が短くてもオイルは劣化していく)。
C  エアクリーナーの汚れや目詰まりを確認。

エアクリーナーの汚れの確認

▲走行関係
@  タイヤのパンクや空気圧の確認。リムとタイヤの間に小石が挟まっていないか。
A  ブレーキペダルとメインクラッチベダルの「あそび」が規定の巾以内であるか(遊びの巾は取扱説明書参考)。ブレーキとクラッチが正しく作動するか。
B  ミッション装置からの油漏れとミッションオイルの量の確認。ドライブベルトに亀裂がないか。

ドライブベルトの確認

▲植付部
@  エンジンをかけ、植付装置の昇降を確認。
A  植付爪が最下端にあるときに、押出金具が爪の最端部まで飛び出すか(正しく作動しないと、苗が浮いたり苗がころぶ)。

押出金具が爪の最先部まで飛び出すか確認
B  押出金具が変形していないか(細長い「Uの字」型が正常)。また先端部が磨耗していないか(3_以上磨耗なら交換)。

押出金具に変形がないか確認
C  各条ごとの植付爪の高さを「苗取りゲージ」で確認し、調整すること。
D  シンクロベルト(縦送りベルト)に亀裂がないか。

▲施肥装置
@  ブラシが磨耗していないか、ブラシやロールに肥料が付着していないか。

施肥作溝器に泥がついていないか確認
A  田植作業後、田植機に残った肥料は取り除くこと。

作業終了後は残った肥料を排出チューブから取り除く

※ 赤字は写真説明